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ステーブルコインの安全性を調査しました【Luna/UST暴落もわかりやすく解説】

知りたい人

yahooニュースで2022年5月にUSTが暴落をみました。やっぱり、仮想通貨は怖いな。STEPNで「USDC」通貨へ利確しているけど、大丈夫なのかな。ステーブルコインについて教えてほしい。あとUST暴落も気になります。

上記の不安にお答えます。

こんにちは、サトシです。

今回のもくじ

  • 前半パート:ステーブルコインの基礎、裏付け資産
  • 後半パート:Luna/UST暴落と仕組みを深堀り

上記のとおり進めます。

記事の信頼性

僕はステーブルコインを発行しているわけでもなければ、仮想通貨の専門家でもありません。なので、本記事では以下のメディアから引用しつつ、わかりやすく解説していきます。

  • 「Decrypt(=ディクリプト)」
  • 「CoinTelegraph(=コインテレグラム)」

記事のおわりには、参考文献をまとめています。これで、信頼性は確保できるはず。

2022年5月初旬にLuna/UST暴落があり、安全だと思っていたUSTステーブルコインが130円から13円に暴落しました。例えば、USTで130万円分持っていたら13万円になっている感じです。

TerraUSD(UST)暴落落ち着いたけど、USTの今の価格は13円でした😌

怖いですよね。Yhaooニュースでも取り上げられていました。参考:「6兆円が消えた「LUNA-UST騒動」 危ないステーブルコインの特徴」

とはいえ、本暴落はステーブルコインについて深く学習し、自分の資産を守ろうと思わせてくれた事件でした。という事で、読者の方も一緒に学びましょう。

それでは、よろしくお願いします。

ステーブルコインは法定通貨に連動する仮想通貨です

「法定通貨」は国が発行する通貨です。

例えば、 アメリカドル、ユーロ、ポンド、ルーブル、日本円、人民元など国が発行するお金です。

法定通貨の価値は発行元の国が管理、担保しています。この辺りは感覚的に分かりやすいですよね。

一方で仮想通貨の世界では、法定通貨の価値に連動する「ステーブルコイン」が存在します。

例えば、次の通りです。

  • 1米ドル = 1USDT(ドル連動)
  • 1ポンド = 1BGBP(ポンド連動)
  • 1EUR = 1EURS(EUR連動)
  • 1円 = 1JPYC(円連動)

上記はすべてステーブルコインです。

ステーブルコインの種類は3つあります

別けかたによりますが、大きく別けると3つあります。

次の通り。

  • 中央集権型ステーブルコイン
  • アルゴリズムステーブルコイン
  • 金(Gold)連動ステーブルコイン

それぞれ、解説していきます。

中央集権型ステーブルコイン

企業が発行している法定通貨に1対1で連動するステーブルコインです。

特徴は、企業が発行するステーブルコインと同じ価値をもつ「裏付け資産」を保有していることです。

主要なステーブルコイン

以下の通りです。

  • Tether(=テザー)[USDT]:Tether社が発行するステーブルコインです。USDTは2014年に誕生し老舗にして一番のシェアを獲得しています。
  • USDコイン(USDC):CoinbaseとCircleの合弁事業であるCENTER社により発行されているステーブルコインです。裏付け資産は毎月監査されています。
  • BinanceUSD(=バイナンスUSD)[BUSD]:Paxos社が発行するステーブルコインです。ニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)によって承認され規制されています。
  • Pax Dollar(=パクソスドル)[USDP]:BUSDと同じく、Paxos社が発行するステーブルコインです。
  • Gemini dollar(=ジェミニドル)[GUSD]:Gemini社が発行するステーブルコインです。

各社の「裏付け資産」をみていきます

次の通りです。
※Reportはオフィシャルサイトのリンクです。

  • Tether(USDT):5.81 %現金、その他現金同等品が多い | Report
  • USDコイン(USDC):100%現金保有 | Report
  • Pax Dollar[USDP]:100%現金保有 | Report
  • Binance USD[BUSD]:100%現金保有 | Report
  • Gemini Dollar[GUSD]:100%現金保有 | Report

上記の通り、USDTは現金保有率が少なく「取り付け騒ぎ(=市場の不信感から大量に引き出しがおき混乱を招くこと)」が起きると、パニック売りが起きるかもしれませんね。

STPENの利確は「USDC」です

STEPN wallet内で「GST」から「USCD」にTradeできますが、「USDC」は100%現金保有されているので、「USDT」に比べれば比較的安心なステーブルコインです。

アルゴリズムステーブルコイン

アルゴリズムステーブルコインは、名前の通りアルゴリズム(=プログラム)によって通貨の価値をコントロールするように設計された通貨です。

取引も人を介さずにプログラムで自動処理(=スマートコントラクト)を行うように設計されています。

要するに、中央集権型に比べるとアルゴリズムなので透明性が高く、人為的な不正ができないようになっています。

主要なステーブルコイン

  • 担保型:DAI(=ダイ)[DAI]:MakerDAOにより発行されるDAIはユーザーがチェーン上に預けた暗号資産通貨を担保にして借りることができるステーブルコインです。つまり、仮想通貨を担保にしたステーブルコインです。
  • 無担保型:TerraUSD(=テラUSD)[UST]:TerraformLabsが開発したステーブルコインです。USTの価値をドルに連動させるため、もう1つの通貨Luna(=ルナ)と連携させMint(=ミント:発行)とBurns(=バーン:焼却)をくり返し価値を維持しています。

もっと深く学びたい方は、以下をどうぞ。

アルゴリズムモデルは2つあります

アルゴリズムモデルを解説する前に「Mint」と「Burns」の基礎を解説します。

基礎:なぜ「Mint」と「Burns」が価値をコントロールできるのか

少しだけ補足です。

理論上は次の通り。

  • Mint(=ミント:発行):通貨の発行枚数が増える → 1通貨の価値が下がる
  • Burns(=バーン:焼却):通貨の発行枚数が減る → 1通貨の価値が上がる

上記の通りです。

例えば、仮に1円に連動する仮想通貨JPCがあるとします。

市場に1JPCの価値 は1円の価値の通貨が100枚流通していた場合、次の通りになります。

  • +900枚でMintし流通量を1000枚にした場合:1JPCの価値 → 0.1円の価値
  • -90枚Burnsし流通量を10枚にした流場合:1JPCの価値 → 10円の価値

価値が一定の場合、流通量をコントロールすることで通貨の価値を間接的にコントロールするわけです。

コロナで中央銀行がおこなっていた「量的緩和策」と同じ仕組みです。

アルゴリズムモデル「Rebase(=リベース)」と「Seigniorage(=シニョリッジ)」

  • Rebase(=リベース):通貨の供給量をMint(=ミント:追加)とBurns(=バーン:焼却)して価値を維持するモデルです。例えば、1ドル以上の場合→Burns。1ドル未満の場合 → Mintといった感じです。
  • Seigniorage(=シニョリッジ):マルチコインシステムで、ある通貨の価値を維持するために、別の通貨を使って価値を促進するモデルです。TerraUSDが採用しているモデルで、詳しい説明は後述します。

金(Gold)連動ステーブルコイン

お金といえば、「金(Gold)」ですよね。

金に連動するステーブルコインです。

  • Tether Gold[XAUt]:Tether社が発行するステーブルコインです。
  • PAX Gold[PAXG]:Pax社が発行するステーブルコインです。
  • CACHE Gold[CACHE]:CACHE社が発行するステーブルコインです。

上記のとおり、「こんな仮想通貨もあるんだな」と思っておけばOKです。

詳しく知りたい方は、オフィシャルリンクからどうぞ。

ステーブルコインの誕生のキッカケは「不安定さ」

仮想通貨といえば、ビットコインが有名です。

2021年6月に中米のエルサルバドルの法定通貨にビットコインが追加されたことで話題になりました。参考:「エルサルバドルのビットコイン法が議会で可決、BTCが法定通貨に」

とはいえ、エルサルバドルはビットコインの値下がりで約52億円ほどの損失だと報じられています。参考:「エルサルバドルのビットコイン投資損失、次回の国債利払い額に匹敵」

という感じで、ビットコインは値上がりも値下がりも大きいので価値が不安定なのです。

通貨価値の不安定は以下のことが分かります。

ビットコインのような価値が不安定な通貨は、資産面で長期目線でみると価値はあがるかもしれません。しかし、決済(=価値の交換)の面でみたとき価値が不安定だと、とても不便です。

例えば、決済のケースを考えてみます。

決算直後にビットコイン(BTC)の価格が値下がりすると取引先の損失が起こります。

  • Aさんはビックカメラに1BTC=10万円)でカメラを購入しました
  • 次の日、ビットコインが-10%下がり1BTC=9万円になりました
  • ビックカメラは0.1BTC(=1万円)の損失がでました

※1BTCレートは適当です。

逆もしかりです。とても不便だと思いませんか?

通貨価値が一定ではない通貨は、決済などの価値の交換には向かないんです。

ビットコインだけではなく、イーサリアムやソラナなどの仮想通貨も同じで、価値の変動する幅がとても大きいと、資産として安定しませんし、決済では使い物になりません。平気で-10%~+10%ぐらい動きます。(=ボラティリティが高いといいます)

このボラティリティの高さの課題を解決するため、登場したのが価値が比較的安定するように法定通貨に連動した「ステーブルコイン」です。

ここで、「前半パート:ステーブルコインの基礎、裏付け資産」は終わりです。

UST暴落の仕組みを解説します

「後半パート:Luna/UST暴落と仕組みを深堀り」です。

2022年5月10日よりステーブルコインUSTのドルペッグがはずれ始め、USTはじめ仮想通貨全体が暴落しはじめました。この件について、わかりやすく解説していきます。

先にざっくり要約をお伝えします。

攻撃者による大量のUST売り(取り付け騒ぎ的なイメージ)により、USTからドル連動が外れ暴落、Luna通貨も暴落、パニック売りでその他主要な通貨も暴落

UST暴落の詳細を解説します

まずは登場人物の紹介です。

  • Terra:ブロックチェーン名
  • Luna:Terraチェーンの通貨
  • UST:Terraチェーンのステーブルコイン
  • TerraformLabsの創業者:Do Kwon氏
  • TerraformLabs:Terra開発会社
  • LFG(Luna Foundation Guard):Terraの非営利組織
  • Anchor Protocol(=アンカープロトコル):ローリスク・ハイリターンのお金貸し借り分散型金融
  • Curve(=カーブ):ステーブルコインに特化した人気の分散型金融
  • Binance(=バイナンス):世界最大の仮想通貨取引所
  • 攻撃者:不明

登場人物は以上です。

UST暴落の流れです

Go Kobayashi(@GOU_0013)のtweetをもとに、Luna/UST暴落をかみ砕いて解説します。

暴落は次の通り、起きました。

  • LFG:CurveからUST引き出し(200億円)
  • 攻撃者:LFGが引き出したタイミングを見計らいCurveでUST引き出し(450億円)
  • 相場:CurveのUST流動性なし→USTがドル連動外れ始める
  • 市場:AnchorからUST引き出し→さらにUSTドル連動外れる
  • 攻撃者:BinanceでUST売却(830億円)→さらにUSTドル連動がはずれる
  • 市場:不安が広がりBTC、Luna売りで価格下がる
  • LFG:保有していたBTCを売りUSTを買い支える
  • 市場:LFGのBTC売りでさらにBTC価値下がる→パニック売り
  • 市場:UST売りでさらにLUNA価格下がる(UST売り→LUNA Mint→LUNA価値下がる)
  • Binance:UST引き出し制限→さらに市場パニック
  • Do Kwon氏:救済策をコミュニティで議論
  • LFG:救済策には$10億ドル必要って言いだす
  • 市場:救済策に反応(無理ぽ) → LUNAさらに下落
  • Do Kwon氏:救済策(フォーク)を提案
  • Binance CEO:「フォークは無理ゲー、価値がない通貨からフォークしてもなにも価値はない」
  • Do Kwon氏:#TerraIsMoreThanUST フォーク案(5/27 ローンチ)の投票
  • Terraコミュニティ:フォーク案にYes回答72%

わかりやすい画像で解説されていた「墨汁うまい(Bokujyuumai)氏(@bokujyuumai)」さんのtweetも共有しておきます。tweet内の画像をご覧ください。

なんとなく流れが分かっていただければ、幸いです。

Luna/USTの仕組みを深堀り

本暴落を理解するためには、Luna/USTがどんな関係で機能していたかを理解することが大切だと思います。

解説していきます。

Luna/UST通貨はSeigniorageモデル

Seigniorageの概要をもう一度引用します。

Seigniorage(=シニョリッジ):マルチコインシステムで、ある通貨の価値を維持するために、別の通貨を使って価値を促進するモデルです。

いまいちピンときませんね。具体的にみていきます。

次の通りです。

  • 1USTは$1のLUNAと交換可能
  • 交換元$1のLuna → 交換先1USTへ交換 ※この時 1LunaはBurnsされ価値上がり、1USTはMintされ価値下がる
  • 交換元1UST → 交換先$1のLunaへ交換 ※この時 1USTはBurnsされ価値上がり、1LunaはMintされ価値下がる

要するに、交換元通貨はBurnsで価値が上がり、交換先通貨はMintされ価値が下がりといった一連の流れで、価値を維持する仕組みです。

深く学びたい方は「What Is Terra? The Algorithmic Stablecoin Protocol Explained」をご覧ください。

まるで錬金術のようなLuna/UST通貨

TerraUSD(UST)の暴落前の1日価格チャート

上記の画像は暴落前のUSTの1日の値動きです。正常運転です。

かなり、激しいですが、振れはばが小さい(0.1~0.3円)ので大したことはありません。こんな感じで価値を維持しています。

この値動きを利用すると「Luna ⇔ USTの価格差で利益がだせる」ことができます。

具体的にみていきましょう。

  • 1USTが$1を下回った($0.95)場合:値下がりしたUSTを購入 → USTから$1のLunaへ交換(0.05$の利益)
  • 1USTが$1を上回った($1.05)場合:$1のLunaと値上がりしたUSTを購入(0.05$の利益)

上記の通り、わずかな価格差を利用して無限の錬金術です。

ちなみに僕は頭の回転が遅いので、こいうったトレードはできません…

もう1つCurveを使った利益をだせる方法がありますが、長くなるので省略します。もっと学びたい方は「How Terra's UST and LUNA Imploded」をご覧ください。

UST需要:AnchorにUST貸すと利回り19.5%です

Anchor は2021年3月にリリースされたお金貸し借りサービスです。

ここで質問です。

以下の場合、どちらにお金を預けて利回りを貰いますか?

  • A:BTC 利回り5%
  • B:UST 利回り20%

大半は以下だと思います。

BTCは変動が激しい割に5%か…しょぼいな。USTはドル連動で安定しているにも関わらず利回りを19.5%!?すぐBやろー

上記の通り、多くの人は「B」にいきますよね。

USTを購入しAnchorに貸し付けることで、19.5%の利回りをもらうわけです。19.5%は米国経済指標のS&P500でも中々たたきだせない数値です。

すると、以下の流れができますよね。

UST需要増える → Luna Burns → Luna価値上がる

実際にAnchor がリリースされた2021年3月のチャートをCoinmaket capを見てみます。

Lunaチャート(全期間)

画像を見てもらうとわかりますが、2021/3/2あたりからLuna価格が上昇を始めています。

Luna通貨はステーブルコインではないので、需要と共に価格が上昇します。

実に上手くできています。天才です。

Luna/USTが解決したかった課題は「不透明性」

「UST」はアルゴリズムステーブルコインで無担保型に分類されます。

一方、ステーブルコインのシェア1位で老舗のテザー(USDT)は、現金や証券を100%裏付け資産があると主張していた割に、裏付け資産の内訳をずっと公表してこなかった会社でした。

実に2014年から公開を渋ってて2021年にやっと資産の内訳を公開しました。

2021年当時の記事から内訳を引用します。

In the cash and cash equivalents category, commercial paper held the biggest share with 65%. This was followed by fiduciary deposits, which formed almost 25% of the category. Despite previous claims that Tether was backed 100% by cash, these figures show that less than 3% of Tether's reserves are held in cash.

Decrypt

現金、現金同等物が全体の75%、その内訳は65%がコマーシャルペーパー(無担保手形のこと)でした。内25%は受託者預金。テザーは100%裏図家資産があると主張していたにもかかわらず、現金は3%未満で保有されている。

Decrypt

7年目に出てきたレポート内容には、「現金保有率3%未満」でした。驚かされます。

上記の感じで、中央集権型のステーブルコインの会社のガバナンスの不明確さや裏付け資産の不透明さによるリスクが課題になっていたんですね。

そこで、Luna/USTはアルゴリズムを使ってドルと連動させることで、ガバナンスの不明確さや裏付け資産の不透明さを解決しようとしたわけです。

しかし、2022年5月のUST暴落で無担保型アルゴリズムステーブルコインは市場からの信頼を失ったわけです。

補足:なぜアルゴリズム型だと不明確さを解決できるのか?

ここに疑問を持った方もいるはず。

ぼくの考えです。間違えていたら、教えていただけると幸いです。

  • 分散型:権力が集中しにくく、組織が正しい方向に進みやすい。
  • アルゴリズム型:何やっているか第3者がいつでもわかる。 → 透明性が高く信用が生まれやすい。

上記の通り、アルゴリズム型の無担保型ステーブルコインのTerra/Lunaは、ある意味で社会実験だったのかと思います。

Luna/UST暴落でみえてくる課題

FRB(米国連邦準備制度理事会)が以下の指摘をしました。

引用します。

The latter sector, it said, "remains exposed to liquidity risks" and "vulnerable to runs."

Decrypt

流動性リスクにさらされている状態の資金流出が脆弱である

Decrypt

Luna/UST暴落は第三者の意図的な資金流失によって起きたと考えると、たしかに脆弱です。

では、中央集権型ステーブルコインUSCTやUSCDが良いのかのかというと、そうでもないです。

中央にお金が集中すると権力も集中するわけですが、もしそういったお金と権力を持った組織が不正な行動をする可能性もゼロではないわけです。

企業不祥事って過去にたくさんありますよね。国内でも「企業による犯罪事件の一覧(wikipedia)」にあるように企業不祥事ってたくさんあります。

ステーブルコインに話を戻します。

「分散型アルゴリズムステーブルコインは消えていくのか」というと、そうではないと思います。

Celo(=セロ)共同創設者 Marek氏の発言を引用します

"An ideal stablecoin really needs to be both overcollateralized and decentralized," he said. "Overcollateralization to give users of the stablecoin confidence that it will retain its value. Decentralization so anyone can see the reserves on-chain in real-time and verify for themselves the protocol is solvent." 「After the Collapse of Terra's UST, What's Next for Algorithmic Stablecoins?」

「理想的なステーブルコインは、実際には過剰担保と分散化の両方が必要です」と彼は言いました。「ステーブルコインの価値を維持するという自信をユーザーに与えるための過剰担保。分散化により、誰もがリアルタイムでチェーン上の自分の資産を確認することができて、支払能力を確認することができる。」

要するに、以下の通り。

  • 過剰担保:市場からの信頼
  • 分散化:自分の資産は100%自分で管理

これって、とても理想的です。

僕は給料や報酬が、銀行振り込みになっているので銀行口座を作っているだけで、自分のデジタルな口座があって使いやすければ、銀行口座を使わず自分のデジタル口座を使います。

理想はやはり自分で管理するのがベターですよね。

今のところ「裏付け資産」があるステーブルコインが安心できそうです

2022年5月の記事執筆時点、僕は中央集権型ステーブルコインの「USDC」・「BUSD」・「USDP」・「GUSD」がベターと思っています。

理由は裏付け資産を現金で100%持っているからです。今回のような攻撃者による大量の引きだしがあっても現金保有しているので大丈夫かなと考えています。

とはいえ、今後のアルゴリズムステーブルコインの動向には注目していきたいです。

今回は以上になります。

参考文献のまとめです。

  • Decrypt | What Are Stablecoins and How Do You Use Them?
  • Decrypt | What Is Tether (USDT)? The World’s Biggest Stablecoin
  • Decrypt | Tether Reveals Reserves Breakdown For The First Time Since 2014
  • Decrypt | What is USDC? Beginner's Guide (2021)
  • Decrypt | What Are Algorithmic Stablecoins?
  • Decrypt | What Is Terra? The Algorithmic Stablecoin Protocol Explained
  • Decrypt | How To Use DAI Stablecoin: Beginner's Guide (2021)
  • Decrypt | US Banks Can Hold Reserves for Stablecoins: Treasury Office
  • Decrypt | Vitalik and CZ Have Some Thoughts on Terra’s Demise
  • Decrypt | How Terra's UST and LUNA Imploded
  • Decrypt | After the Collapse of Terra's UST, What's Next for Algorithmic Stablecoins?
  • CoinTelegraph | エルサルバドルのビットコイン法が議会で可決、BTCが法定通貨に
  • CoinTelegraph | エルサルバドルのビットコイン投資損失、次回の国債利払い額に匹敵

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